GoPro to the Future

GoPro HERO6を片手に毎日興味のあるものについて書く僕の隠れ家です。ゲーム、服、音楽、映画等、偏食かつ雑食のブログ。

BECKの新譜が出た!の話

アンセム!(一回やりたかった)

傑作を連発しまくっているベックのニューアルバムが発売した。待ちに待った。

今日は大好きなベックの新譜について書きたい。

 

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 超ド級のポップソング『Dreams』

ベックが新譜を出すぞという噂が出てから、僕の感覚では1年半くらいたった。グラミー賞を受賞したことでも話題となった前作『Morning Phase』から…えーと、何年たったんだ?調べて見ると、3年半ぶりだそうだ。てことは、僕の感覚は、気持ちモリめってことか。なんにしろ、ベックが新しいアルバムを作り、発売するということは、イチファンである僕にとっては、それはそれは楽しみなことであった。ベックのバイオグラフィーや紹介は、もっともっと詳しく書いている人が星の数ほどいると思うので、ここでは小市民である僕が、アジアの片隅からベックの良さを語る場とさせていただきたい。楽しみさに拍車をかけていたのは、なんといっても先行して(といっても出たのは2015年だが)突如リリースされたシングル『Dreams』だろう。初めて聴いたときの衝撃といったらなかった。おそらく『Dreams』を聴いた誰もが、「おいおい、なんて曲を出してくれたんだよ」と思ったことであろう。

『Morning Phase』は、つまり『Sea Change』の系譜にあたる「静」のアルバムであり、それは最高のアルバムだった。もちろん『Sea Change』は歴史に名を刻む名盤であり、批評家的なレビューなどできなくとも、心が痛んだときにすっぽりとハマってくれるっていう単純かつ最大の魅力を持っていたわけだが、一方の『Morning Phase』は、もっと穏やかに、どんな国で寝泊まりするときもとりあえず聴きたいような、小市民である僕の生活にさえそっと寄り添ってくれる、非常に親密なアルバムであった。

そんな穏やかなアルバムでグラミー賞を取ったベックが、では次にとリリースした『Dreams』は、ド直球・ド真ん中・ドストレートと三段跳びをキメた超パワーポップ曲であり、「わかっちゃいたけど、ベックが本気でド真ん中のポップ曲を作ったらこんなにかっこいいんですね」という、シンプルな感動を与えてくれた。

 

 

3年半の時を経て発売した新譜

そして今回、10月に発売した新譜『Colors』だが、予想はしていたけれど、誤解を恐れずに書けば、「一枚まるごとDreamsみたいなアルバム」である。実際に各所のインタビュー等を読んでみると、今回の作品はわかりやすいポップを鳴らしにいくことで、人生で命が燃え上がるような感動を表現しているってことらしい(たぶん)。もちろんシングル二発目の『Wow』やMVが先行公開された『Dear Life』『Up All Night』からも、すんげーポップアルバムが出るぞとは思っていたけれど、単なる小市民的ファンである僕程度では、「『Odelay』や『Guero』みたいなアルバムってことかな、うわぁマジ楽しみだな〜〜」くらいに思っていたわけで、そんな予想を軽々飛び越え、というか、むしろど真ん中を突っ走ってトライしにきたくらいに堂々としたポップアルバムだったわけだ。みんなで歌ったら楽しんだろうな〜みたいな。ライブ行きたいな〜みたいな。

そして今日、いきなり東京に来日しているという悲しみである。

 

来日は東京に

まぁ、わかってはいたけどね、来日するなら東京だよねって。でも単独でくるとは…しかもいきなり。いや、この際いきなりなのはいい。月曜と火曜て…そんなのってないよ。あんまりだよ。

行く人、行ってる人、行った人、九州のはしっこで家でアルバム聴いてブログにむかってキーボード叩いて気を紛らわしてるファンの分まで、ぜひ楽しんでくれ。

では、また明日。