GoProによるタイムラプスのススメ

さて、何は無くともタイムラプスだ。

まずはこちらをご覧いただきたい。

これは、試しにタイムラプスビデオをGoPro HERO6で撮影したものだ。タイムラプスとは、一定間隔に写真を撮り続け、これを一気につなぎあわせて早送りすることで、普段目にできないような映像を見ることができる、というものである。最近ではiPhoneでも撮影できるようになったりと、馴染みのある方も多いかもしれない。かくいう僕も、iPhone6にタイムラプス機能が乗っかったときは、ちょろちょろ試してみたりもしたものだが、いかんせんiPhoneでも使える三脚（例えばゴリラポッド等）を持ち歩くという習慣がなく、腰を据えて撮ったことはなかった。そしてこのタイムラプス、我らがGoProが得意とする撮影のひとつである。

タイムラプスを撮ってみよう

GoProのタイムラプス機能には、大きく分けて３種類ある。

• タイムラプスビデオ
• タイムラプス写真
• ナイトラプス写真

いずれにせよ、最終的なアウトプットは上記のような早回し映像になるわけだが、タイムラプス写真やナイトラプス写真は、撮影した写真が一枚ずつがさっと保存され、これを自分で並べて早回し映像にする必要があるのに対して、タイムラプスビデオだとその作業をGoProがしてくれる、というイメージになる。もちろんこだわる人は写真を並べて間隔やスピードをいじるのだろうし、ナイトラプス写真は夜間向け撮影のため、シャッターの開放時間が非常に長いという特徴を持つ。つまり、カメラがシャッターを開きっぱなしにすることで光を多くとりこみ、暗い中でもとっても明るい写真をとる、ということができるわけだ。だが、こういった編集作業は、少なくともスマホやタブレット、もっと言えばある程度の編集機能を持ったPCによって、ようやく満足にできる。

その点、タイムラプスビデオは手軽なもので、写真を撮る間隔さえ設定してしまえば、あとは放置しておけばタイムラプス映像が出来上がるという、「GoPro、キミってばおりこうさんなんだから」と溺愛待ったナシのイケメン機能なのである。

 基本的にタイムラプスはカメラを固定する必要があり（もちろんあえて動かすというパターンもあるわけだが）、なおかつ数秒の動画を完成させるために、数十分はざらに待つ。ねばりの撮影が求められるのだ。なにも考えずに「ふっふ〜ん♪そろそろ撮れてるかな♪」なんて調子でのぞいてみると、ビデオの長さは２秒しかない、なんてことになってしまう。自分が何秒の動画が欲しくて、何秒単位で写真をとるから、何分撮影すればいいというのをイメージしておけば、心の余裕もできるというものだ。

ビギナーでもやってみると楽しめる

さて、やたらと偉そうに講釈を垂れてきたが、ご存知の通り、僕自身はズブのシロートでGoPro初心者まるだしのケツまるだし野郎だ。だが、GoProの世界にそんなことは関係ない。なんてったって、イケメンのイケメンによるイケメンのための政治は、すでに小市民の手に落ちたのだ！シロートだからこそ、初めてタイムラプスビデオを見た時は、それは感動したものだ。空の雲の流れが時にはクロスしているなんて、今まで気付くこともなかった。買ったからにはやってみる or やってみたいから買ってみる、というのは、いつだって刺激的で、魅力的なものだ。

タイムラプス、こりゃ楽しい。

では、また明日。