俺のマザー2フィギュア
マリオオデッセイの影響大きく、近頃はゲーム熱がより高まっているわけだが、では「一番好きなゲームは?」と聞かれたら、ゲーマーの皆さんは、もしくはライトな皆さんは、一体どのタイトルを挙げるだろうか。映画しかり、音楽しかり、マイベストを決めるというのは、それを好きな程難しくも楽しい格付け行為であるが、ことゲームに関しては、僕は一生揺らがない回答を持ち得ている。僕が一番好きなゲームは、スーパーファミコンの名作、『MOTHER2(マザー2)』だ。
この質問に対して、MOTHER2を挙げる人は山ほどいるだろう。それほどまでに強烈に胸に突き刺さる作品であるのは間違いなく、いまでもWIIUのバーチャルコンソールや、ゲームボーイアドバンス版を思い出したようにプレイしている。毎回思うが、このゲームのわくわく感の作り方のうまさは尋常ではない。隕石の音で目覚める冒頭シーンに始まり、不良が溢れる田舎町の冒険、雪国奥での深夜の寄宿舎、バッファローによる砂漠の渋滞、闇を抱える大都会等…ロケーションのひとつひとつに対して本当に胸が踊る。もちろん、コピーライターの糸井重里さんが全編に散りばめたエッセンス、イズム、センスは、作品の小粋さやかっこよさを数段高めているのは言うまでもないが、MOTHER2は、糸井さんが用意した最高のハコを、プレイするそれぞれのひとがパーソナルな“何か”で満たしていくという、ある種とてもストイックなプレイスタイルを推奨している。物凄く感情移しやすいゲームということだ。
そんなわけで、大好きなMOTHER2のフィギュアがうちにはある。これがまた本当に良い出来で、パーティ四人揃えるまでなかなか時間がかかったが、とてもとても気に入っている。スーパーファミコンのMOTHER2に付属する取扱説明書では、キャラクターの紹介ページがフィギュアの写真風になっているが、まさにこれを再現したようなフィギュアがMOTHER2フィギュアコレクションだ。こつこつ集め、最近ようやく主役全員が揃ったので、写真をパチリ。
チーズ、サンドイッチ。
てことで、またあした。